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2015年7月26日日曜日

2014年7月21日 回想録15  その頃の兄弟5 さようなら

2014年7月21日 回想録15
その頃の兄弟 5

さようなら 

7月19日 土曜日
 
毎日の日課でam3:00過ぎに、黒、茶、灰色にエサをあげる、子猫達の所にも餌をあげる









だけど、まさか、これが子猫たちの最後の姿になるとは思わなかった。

お外デビューは果たしたが、まだ乳飲み子で、お母さんに甘える生後2ヶ月の子達なのに・・・

外の世界に出て、たった7日間で・・・・・・










 (これ以降18禁です。)   --------------------------------








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(これ以降18禁です。)  




















(これ以降18禁です。)  
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7月21日 月曜日

私はいつもより遅くまで寝てしまいam6:00頃、猫にエサをあげに行くと
 

灰色のそばに、トラックにひかれた2匹の子猫が重なり合って居た 生後2ヶ月
 



親猫は、子供を呼ぶ小さな鳴き声をあげながら、巣である猫の森の茂みを歩き回っていた




黒も来て子猫たちにお別れの挨拶をしていた、



灰色は落ち着かずゴロゴロしながら、子猫のそばを離れない・・・・・




 



















私はこの子達の最後のアップ写真を保管しています。


忘れないように・・・・・・ 

かなりショックでした。
















下の写真群のコンクリに、四角い跡が残っているのが分かるでしょうか?
長方形で少し白くなっているのが・・・・

ここには、会社の敷地内で、いつもトラックがあり、
子猫たちは、よくタイヤに乗って遊び、人が来るとトラックの下に潜り込んで隠れていた、

遺体の場所も、ちょうど角っこにあり、後輪のタイヤあたり、
おそらくバックで急に動かしたトラックが、2匹いっぺんに引いたと思われる

トラックは、だいたい朝5時に動かして仕事に行き、15時くらいにいつも戻ってきている

つまりまだ亡くなって1時間も経っていないと予測される。

毎日通っているのでドライバーの顔も知っているが、責める事は出来ないし
場所は会社の敷地内、またこれは、ノラの現実・宿命と思う他なかった。


黒が来る、灰色にお悔やみ



灰色は、まだ気が動転しているのか、黒を近づけさせない


灰色はあきらめた様子で座り込んでしまう


黒は子猫たちに近ずく

注)灰色を見て欲しい、悲しくて、落ち着かない様子、しきりにごろごろと体をアスファルトにこすりつける、猫の哀しみの感情表現なのだろうか?ひなたぼっこやマーキングのそれとは明らかに違う



黒が子猫たちに最後の挨拶を


灰色も来る



 私を睨みつける猫たち。
いつも通りに私が朝行っていれば、子猫たちは逃げて、住みかに戻っていたかもしれないし
ドライバーを止められたかもしれない 。




灰色は子猫たちを残すことが出来ず
そばにとどまる。



黒だけが私についてきた


写真の奥、灰色はまだ子供のそばに居る



黒はじっと私を見て、「弔問、有り難う」と言っているように、下を向き挨拶をする。





以上のような会話がされた・・・・

と言うと、笑われそうだが、猫たちは以外と頭が良く、仲間思いだ。
(もしかすると3匹とも体格が同じなので、兄弟かもしれない)

灰色の行動で、下記のようなことが何度もあった
・約4~500m離れた、私を見つけると、私を呼びに来て、エサを貰う
・いつもと違う場所でエサをあげると、少し食べ、いつもの茶や黒の居る場所まで、
 先に歩いていき、車で来た私を誘導する。
・灰色が子供達の居る巣の「猫の森(低い木の茂み)」に入るときは、にゃっ、にゃっと、小さな短い声で鳴き
 もう一度 にゃっ、にゃっと小さな短い声で鳴いてから、茂みに入っていく(何度か目撃)


茶や灰色、黒の行動で
・私が来たときに、他の猫が来ないと、鳴いて仲間を呼ぶ
・私の車を覚えており、降りなくても車を見ただけで寄ってくる
・私が来る時間の5分前には、皆集合する(隠れて見ていました)等々

当時、猫の習性や知能を知らなかっただけに、ノラ達の能力には驚いた


今きなこを飼っているが三、四才児の知能があることは分かった


灰色は猫の森(巣の低い木の茂み)の周りをにゃっ、にゃっと短い声で小さく鳴きながら歩いていた
死は理解できないのだろうか?


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同日の2014年7月21日の夕方 

既に遺体は会社の敷地内だったため社員の方が片づけたようだった。
奥さんと一緒に事故現場に線香を2本あげてくる、

親猫の灰色は、低い木の茂みの巣の方ではなく、
もう一つの住みかに居たため、少しエサをあげてくる。

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2015年7月25日 土曜

命日より少し遅れたが、今朝、事故現場に少量のエサと、線香をあげてくる。

確か宜保愛子(※)が動物には、人間と同じく1本あげるのではなく、折って半分を与えると言っていたので、2匹で1本分を折ってあげてきました。

茶と黒は私があげた餌を食べていたが、エサを置いた場所と正反対の位置にある
事故現場にいる私を、灰色だけは座り込んで、じっと見ていた。



今はその場所にトラックは置かれていない、事故後数ヶ月した後、場所を変えたようだ


(※)若い人は知らないと思うが、宜保愛子とは80年代ころTV番組で流行った、
   おばさん霊能力者である
   透視能力、霊の除霊、風水などを、2時間TVスペシャルでよく放送していた。
      一種のブーム。